理事長所信

社団法人 越谷青年会議所

2012年度 理事長 金沢重和

金沢理事長

結束~まちから必要とされる仲間づくり~

はじめに

戦後、混沌とした社会の中で「新日本の再建は我々青年の仕事である」という強い決意のもと、日本で青年会議所運動が始まりました。我々、越谷青年会議所も1974年6月7日に設立をし、この越谷の地でまちづくりのリーダーとして設立当初から変わらず運動を展開しております。しかし、今の青年会議所の中でどれだけの人がそうした志を持って活動しているでしょうか。こんな時代だからこそ本当の青年会議所の価値を再確認するべきです。今の時代に、今のやり方で、今しかできない青年会議所が担うべきものがあるはずです。まちの人たちが何を望んでいるのか、どうすれば幸せになり、元気で笑顔の溢れるまちになるのかを追い求め続け、まちの人たちに愛され必要とされる存在でなければなりません。その為にはもう一度、青年会議所が創設された頃の精神を再確認し、皆が高い志を持って前に進むべきです。さらには、自分自身の失敗や間違いから学びを得ることです。失敗はその本質を探ることによって、大きな経験値となります。常に完璧であることを目指すのではなく、常に本気でいるひとづくりを行っていきます。そうすれば必ず地域に良い影響を与えることが出来、今以上に必要とされる組織になると確信致します。

本気の人間(ひと)づくり ~修練~

創立以来、諸先輩方が情熱を持って築いてこられた数々の事業や社会貢献の歴史の中で、広域的まちづくり運動の在り方や青年会議所運動そのものの意味や意義を、そして価値について議論が重ねられてきました。しかし、創立当初とは社会情勢は大きく変わり、物質的な豊かさの代価として、行き過ぎた市場原理主義による過当競争社会、自由を歪曲して捉えられた利己主義の横行、凶悪犯罪の低年齢化など様々な歪みが見え隠れしております。しかしながら、どのような時代であっても我々は変わることなく青年会議所の理想である「明るい豊かな社会の実現」に向け、これからも発信し続けなければなりません。政治、経済、教育、安全、環境など様々な側面においても多くの問題が山積し、社会的な不安が増大しています。我々はその現実から目を逸らさず、正面から受け止め、しっかりと事実を認識して理想のまちづくりについて考え、行動に移していかなければなりません。現状の運動に満足することなく、常に果敢な変化を創造し、勇気を持って力強く立ち向かう心を持つまちづくりのリーダーとしての資質が必要なのです。使命感を持ち、積極的に声を出し、本気になって行動することが最も求められていることであり、そのための我々自身の学びこそが重要なのです。我々が、まちづくりの能動者たる自覚を持たなくては、地域から必要とされる組織ではなくなってしまうのです。地域のリーダーとして、まちづくりを率先して行う組織として、誰からも信頼をされ、そして自信を持てるリーダーとしての人間力向上を目指し、愛する地域の為、共に切磋琢磨し合う仲間の為、会員一同、日々怠ることなく行動をしていきます。

本気の地域(まち)づくり ~奉仕~

越谷市民まつりにおいては、第1回から第37回まで実行委員長を輩出して参りました。越谷市内でも有数の大きなまつりであり、越谷青年会議所の事業としても大変、力を入れている取り組みであります。しかし、近年は新鮮味に欠け、開催主旨である市民相互の心のふれあいという目的が薄れてきてしまっているように感じられます。運営に携わる組織として、我々自身も心から楽しみに出来る市民まつりを目指して今一度、ふるさと越谷の為に市民まつりを行っていきます。そして、青年会議所主催事業であるわんぱく相撲越谷場所も第25回を数えました。これからも参加した子どもたちに礼儀の大切さを教え、競技に勝つことだけではない、事業本来の目的意識をしっかりと持って行っていきます。また、親学事業を行うことで、すでに親である方に限らず、これから親になる方に対しても、親とは何か、親に求められることは何か、親として学ぶべき大切なことを伝えていきます。

我々の中でも企業、地域において自信を持ってリーダーの実力を備えているといえる方は少ないのではないでしょうか。青年会議所では様々な分野で自己研鑽する機会が多くありますが、受身なだけでは自己成長に繋がらないことがあります。我々、そして越谷に暮らす地域のリーダーの皆様にとっても有益になるよう、今一度、自分自身を見つめ直し、公共心と行動力を持った青年経済人として企業と地域の永続的発展に貢献出来る本気のリーダーを育てます。重要なことは、幾多の事業を雑然と行うのではなく、座標軸をしっかりと定め、市民、諸団体、行政に本気という共鳴の輪を拡げ有機的な活動に進化させることです。その結果、我々のまちづくりは越谷の未来への大きな推進力になり、まちの魅力や将来を語る楽しさが生まれ、越谷に対する誇りと愛着が芽生えるのです。

本気の仲間(きづな)づくり ~友情~

我々、青年会議所は常に一歩先を行く団体である必要があります。そして目標に向かい一致団結して突き進まなくては、この会の存在意義、越谷青年会議所らしさは薄れてしまうのです。会員全ての使命と役割を明確に認識し、会員全ての熱い情熱を結束して行動を起こすことが、混沌という未知の可能性を切り拓くのです。これからは会員全員で共に感動を分かち合い、切磋琢磨しながら家族や仲間、職場や地域社会に笑顔を与えていきます。そして、この越谷に真の活性化に繋がっていく運動を展開していきます。人との交流なくしては自身を磨くことは出来ません。自立する心を我々、青年経済人がしっかりと意識しなければ、この厳しい社会環境を乗り切ることは出来ません。変化させる勇気と守るべき永きにわたり培われた伝統。来年は40周年の節目を迎えるにあたり、しっかりとした越谷青年会議所の土台を皆で創り上げ、越谷青年会議所らしさを確立していきます。青年会議所は、多様な個性を持つ会員同士が、互いに刺激し合い、新しい価値観の発見や生涯の友を作ることの出来る組織です。この素晴らしい組織をより多くの方々に伝播し、それに共鳴する新たな同士をより多く増やしていくことで、出会いの幅は大きく無限に広がっていくのです。そのためにも我々は青年会議所会員であるという誇りを持って行動し、愛する地域でまちづくりのリーダーとして胸を張れる自信と資質を持つことで、会員の拡大へ繋がっていくものだと考えます。

おわりに

私は社団法人越谷青年会議所に入会し7年間を多くの先輩や仲間と共に本気で走り抜いてきました。青年会議所で出会った仲間たちとの友情は、私にとってかけがえのないものであり、大きな財産となっています。ひとりでは大きな事を成し遂げるのは難しくても、多くの仲間が同じ理想を描き、情熱をひとつにすればどんな大きな壁も乗り越える事が出来るのです。そしてお互いに理解し合い、同じ志で青年会議所活動を心の底から楽しみ、幾多の事業に参加することでさらなる友情が深まり、大きな絆が芽生えてきました。その達成感こそが新たな希望となり、生涯の財産になると信じています。青年会議所という人間くさいこの場所で、人と人が出会いやがて強固な繋がりが何にも代え難い感動になると確信しています。

人は人でしか磨かれない 一度しかない人生だから
本気になって共に励み 地域のリーダーとして
「明るい豊かな社会の実現」へ向け行動していきます