「誰がために鐘は鳴る」
~信じ、願い、共に開く未来へ~

「誰がために鐘は鳴る」
~信じ、願い、共に開く未来へ~


はじめに
「どんな命にも限りがあり、私たちは選択のなかで今ここにいる。未来はまだ決まっていない。私たちの意思でどんな未来にも変えられる。」
青年会議所はまちにとって必要な存在か。
世界はいま、急速に発展するなかで変容を迫られています。資源の枯渇や環境破壊などいくつもの課題があるなかで、未来に暮らす子供世代やそのさらに先の世代の危機だと言えます。未来を明るい豊かなものにする為に、今こそ積極的に行動しなければなりません。
未来へとつながる社会をつくるためには、地域の課題を的確に捉え、その原因を追究し特性を活かし解決する必要があります。地域に暮らす一人一人が未来に希望と責任をもつこと、そしてパートナーシップが鍵となります。持続可能な社会を実現する為には手を取り合い、地域を巻き込む仕組みをつくることが大切です。多様性を活かし、調和したリソースから生み出される価値は計り知れません。その中で、地域中から青年世代のリーダーになるべくして集った私たちにできることは多大でしょう。
私たちが、地域を動かす起点となるのです。
かつて、戦後復興を目指し立ち上がった青年たちの熱き志を引き継ぎ各地で発足され、40歳までの活動、単年度制という大きな特徴をもつ青年会議所は、越谷においても強く年輪を重ねまもなく半世紀を迎えます。その中で、いくつもの事業を通して計り知れない価値を生み出し、代えがたい伝統や歴史を紡いできたものは、人の願いであり一瞬の積み重ねです。
越谷青年会議所の会員であることを自負し、胸に希望を抱き、私たちらしく前をむいて歩んでいこう。その先にある「明るい豊かな未来」を信じて。
信じることで強く結びつき、生まれる願いでまちを明るく照らす。
越谷青年会議所は地域にとってそんな存在でありたい。
【未来vision 確立特別室】
想いを紡ぎ、願いを束ねて、明るい豊かな未来を描く~
青年世代の私たちは、地域の課題とどのように向き合い、何をなすべきなのだろうか。そして、どうありたいと願うのだろうか。2023年に一般社団法人越谷青年会議所は創立50周年という大きな節目を迎えます。所属会員はもちろん、先輩たち、私たちに関わる人すべての様々な思いの中で脈々と引き継がれてきた越谷青年会議所を、感謝をもって知ることが明るい豊かな未来へとつながる新たな一歩となるだろう。
そして、私たちには何ができるのか、どうあるべきなのかを議論し、どうありたいか「願い」へと導いたときそこにいる私たちは紛れもなくまちにとって必要な存在であるだろう。
今こそ、住み暮らす人の願いを、先人たちの願いを、私たちが中心となって形にしよう。明るい豊かな未来を築く青年世代のリーダーとして。
【青年会議所づくり室】
私たちは、ただひたむきに青年会議所活動を行いJAYCEE となればいい。
青年会議所の軸である理事会や総会の運営を行い、JCI 越谷の一体感を育む~
青年会議所は、生い立ちも職業も違う会員が集い恒久的世界平和の実現を願う稀有な団体です。様々な価値観の下で話し合い、互いに理解し合いながら多様性にあふれる価値を生み出し未来を築きます。そして同時に会議こそが、明るい豊かな地域を築きあげ、平和へと続く確かな方法であり、私たちの根源です。
情熱を持った青年が集い、リソースを集結し合意形成を図る。そのプロセスが私たちを、そして地域をより良くし、JCI 越谷のさらなる一体感へとつながり強固な絆をつくるでしょう。
JCI越谷の価値を一人一人が感じ、波及することで、共感を生みだし仲間を増やす~
青年会議所は、明確に位置付けられた先生や指導者がいるわけではない。伝統やシステムの中で会員同士が切磋琢磨し、支え合い共に成長していく。「人は人でしか磨かれない」この言葉に集約できるだろう。会員を増やすことは、責務でもあるが、私たちの尊い願いでもある。越谷青年会議所がより良い変化をもたらしたいと願う青年世代の器となれば、自然と多くの仲間が集まってくるだろう。
「修練」「奉仕」「友情」三信条の意味を知る。Creedにはじまり、mission、visionの意味を知る。JC宣言の想いを感じ、青年としての「英知」と「勇気」と「情熱」を自分の中に知る。会員一人一人が、青年会議所を本質的に捉え、愚直に活動することが、地域の共感につながり共に未来を開く仲間を増やす路となるだろう。
【人づくり室】
その中で私たち青年は何をなすべきか。
経済や社会システムにおいても時代に適応した変化が求められている中で、新型感染症流行の影響もあり不安を抱える暮らしが続いている。誰がその不安を払しょくするのだろう。行動しなければ、結果は生まれず、行動は想いから生まれる。希望を抱き、周りに変化をもたらす人が必要です。周りのため、未来のために誠実に願い集うことで、変革を起こす強い力となり持続可能な社会をつくりあげるでしょう。未来を守るのは現代と未来を生きる私たち青年の役目です。その第一線を担うのは、青年世代のリーダーである私たちの使命です。
今こそ、地域の起点となるべく、青年として愛をもって、恐れずに行動しよう。
子供たちの心に希望の灯をともし、自分らしくあれるように青年世代が、支え見守ってあげる環境を構築する~
未来に生きる子供たちのために、責任と誇りをもって私たちの役割を見つめなおし、子供たちにらしくあれる環境をつくること。自由な願いを抱ける環境をつくることが私たちの大切な役目です。地域単位で声を聞き、手を指し伸べる。それは当たり前のことだったが、時代に合わせて変化する必要があります。理想を描き「現代」の形へとすることで、社会はより良くなれる。私たち青年が手を取り合い、支え合い暮らす喜びの基点となろう。そこには明るい豊かな未来が待っている。
変わりゆく世界の中でも希望を抱き、青年世代が未来を担いビジネスを力強く行えるよう「知識、精神、仲間」を育むきっかけを創出する~
持続可能な社会の実現が声高に叫ばれている現代で、個人や企業はその責任を自覚し、より良く価値を高めていくであろう。そして時代に合わせた新しいビジネスも生まれ、社会をより豊かにし、その先に希望に満ちた世界が広がっている。新しい社会経済の仕組みにおいてこそ、根幹は奉仕の精神に基づくべきであり、手を取り合い共創するビジネスこそが未来への扉となるだろう。私たち青年世代のリーダーがパートナーシップの橋渡しとして繋がりを創出し、より良い社会を実現する礎となろう。
【まちづくり室】
今こそ青年たちの力で、多様性があふれ自分らしく暮し生きられるまち、誇りと愛着を感じられるまちをつくり上げよう。
住みよいまちとは何か、誰がつくるのか、青年世代はどう関わるべきか定義し、また、住み暮らす人のCivic Prideを育む~
住み暮らす人々がまちを主体的に捉え、率先してまちづくりに関わっていたら、何が生まれどんなまちになるだろうか。変わりゆく世界の中で地域の価値が見直され、高まっている現在であっても、積極的、主体的にまちづくりに関わっている人は一部であり、多くの人がまちづくりを自分ごととして捉えられていない。そんな中で、世代別に原因の分析を行い、より多くの人たちが、自分の住み暮らすまちを見つめ関わっていける環境をつくることで、より素敵なまちになるだろう。私たち青年世代が中心となって、人を、まちをつないでいこう。
起こりうる危機に正面から向き合い、備えることで未来をより良く変えられる。青年世代が中心となり、人々の意識に変革を起こす~
大切な人を、まちを誰が守るのか。危機に正面から向き合えば、決して他人に委ねることはできないはずだ。特に災害においては、決して目を背けることはできない。ひとたび発生すれば多くの被害をもたらし、一瞬にして、そこに住み暮らす人々の当たり前を奪い去ってしまう。発生した津波により甚大な被害をもたらし、なおも爪痕を残す東日本大震災や、大規模な河川の氾濫を招いた九州豪雨災害など、近年頻発に発生する災害にとても心が痛んだ。更地と化した海岸線や、水浸しになり捨てられた家財道具が路上にいつまでも山積みになった商店街を、私は今も忘れられない。しかし、災害により悲しみの渦中におかれた地域において、青年会議所は無力ではなかった。全国各地の組織から構成される青年会議所は、「若さ」「経済人」「ネットワーク」など、数多くのリソースを持ち、災害発生時においては強い力を発揮できる。関東圏で言えば富士山の噴火や、南海トラフ地震はその発生リスクに対し多くの学者が言及している。待っていても未来は変わらない。今私たちができることを、小さくてもより多くの人々の意思のもと行うことで、未来はより良く変わってく。今こそ私たち青年が中心となり悲しみを無くすために行動を起こそう。人、行政、民間、願いをつなぎ強いまちをつくろう。
結びに
他者を思いやる優しさが行動を起こし、行動することで想いは募り覚悟に変わる。覚悟をもった行動に情熱が宿りやがて自らの誇りとなる。
国際社会とのつながりを持った稀有な団体として青年会議所に入会させてもらいました。最初は半信半疑で活動していましたが、本当に様々な人に出会いそのたびに変わる自分が嬉しくすぐにのめり込み、「誰かの為に」人生に意味を持たすのは献身的な愛なのだと学びました。青年会議所のすべての活動は恒久的世界平和の実現へとつながっています。この理念があるからこそ、青年会議所は唯一無二の団体へとなれることを忘れてはいけません。青年会議所と世界中の仲間を信じて、地域を巻き込む岐点となるべく愛をもった行動は、必ず地域の未来を明るく照らすと私は信じている。
恐れる必要なんてない
完璧でなくてもいいのだから
共により良い未来へ、さあ上げていこう